【2014年12月08日】アメリカ下院外交委員会は4日、孔子学院に関する公聴会を開きました。孔子学院をめぐっては、中国側と大学に天安門事件、チベット、台湾、法輪功などについて教えないとの秘密契約があるとの指摘が出ているため、クリストファー・スミス議員は、孔子学院とアメリカの各大学の契約の内容および、学問の自由や講師の信教の自由が守られているか確認するよう、米連邦議会の政府監査院(GAO)に調査を求める考えを示しました。
これを受け、中国外交部の報道官は5日の定例記者会見で、「中国側はアメリカ側の要求に基づいて教師や教材を提供しており、学術の自由に干渉したことなどない」と反発しました。
孔子学院については、アメリカ国内ですでに懸念が広がっています。多くの専門家は、中共がアメリカの高等教育機関に孔子学院を開設するのは、西側国家へのソフトパワーによる影響力を増すための策略の一種であると考えています。
今年6月、アメリカの大学教授連合会が各大学に孔子学院との提携解除を呼びかけました。これを受け、シカゴ大学とペンシルベニア大学が相次ぎ孔子学院を閉鎖しました。
10月末、カナダのトロント市公立学校教育庁も、孔子学院との提携を中止すると発表しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/12/05/a1159167.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/萩野 映像編集/李)